原名:燦々たる文化の都市 大連の彩色三十二景
出版者:大正写真工芸所(和歌山 大阪)
時期:1936/6
備考 袋には昭和13年9月29日旅順要塞司令部許可済みとあり。
「中央公園の奥まれる高地に空高く立つ忠霊塔には明治37、8年戦役に於て蓋平以南大連附近で陣没した将士の霊灰を奉安してゐる。即ち将校147名、准士官下士543名、兵士5339名合計6029名である。元は土佐町広場にあつた祠堂を大正14年こゝに移して塔としたものである」。
「写真は日満連絡定期船の大連出港の情景である。5色のテープが甲板から埠頭船客待合所のベランダに投げられて其処に群集してゐる見送人と船上の人々とが互に最後の別れを惜しんでゐるところ。丁度お祭りのやうな賑やかさである。図中に見える二つの跨線橋は汽船と待合所とを繋ぐ移動式跨線橋である」。
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